イヌマゴケ目の科 (属と種の数) |
生育地 |
主な特徴 |
1 カワゴケ科 (2属3種) |
近畿以北に多い。水中や水際に生育 |
茎が長く伸び、葉は縦に折りたたまれることが多い |
2 コウヤノマンネングサ科 (1属2種) |
全国各地、林床の腐植土上や湿土上 |
二次茎が立ち上がり、樹状に枝をひろげる |
3 フジノマンネングサ科 (1属1種) |
山地の林床、腐植土上 |
二次茎が立ち上がり、樹状に多くの細い枝をひろげる |
4 ヒジキゴケ科 (1属1種) |
全国各地で日当たりの良い岩上 |
雌包葉の葉縁には透明の多くの長毛がある。さくは雌包葉間にかくれるようにつく |
5 イトヒバゴケ科 (4属8種) |
各地の樹幹や岩上 |
二次茎が伸びて垂れ下がり、不規則に枝を出すことが多い。さくは包葉間に隠れるか短くのびでる。葉身細胞はひし形 |
6 イタチゴケ科 (3属13種) |
各地の樹幹、稀に岩上 |
二次茎は尾状で、先端が上方に湾曲する。葉に縦ひだがあることが多い |
7 タイワントラノオゴケ科 (1属1種) |
中部以西の石灰岩壁上【極稀】 |
大型でマツムラゴケに極似するが、葉身細胞に乳頭はない |
8 ムジナゴケ科 (3属6種) |
中部以西に多い。樹幹基部や岩上 |
二次茎が不規則に枝を出すことが多い。葉身細胞は乳頭をもつ |
9 ヒムロゴケ科 (5属6種) |
主に暖地(一部は山地にも)の樹幹や岩上 |
二次茎が羽状、あるいは不規則に枝を出す。葉身細胞は厚膜、平滑 |
10 ハイヒモゴケ科 (11属19種) |
中部以西の暖地で、樹幹、枝、岩壁 |
二次茎がひも状、または平坦に葉をつけ、長く垂れ下がることが多い。葉身細胞に乳頭があることが多い |
11 ヒラゴケ科 (8属25種) |
各地の樹幹、岩上 |
二次茎が平坦に葉をつけ、羽状、あるいは不規則に枝を出す。葉は舌形、長卵形などで葉の先端が丸くなることが多い |
12 オオトラノゴケ科 (1属6種) |
各地の岩上 |
二次茎が立ち上がり(岩壁では垂れ下がる)、樹状に枝をひろげる。葉は卵状楕円形で船状に窪む |
13 トラノオゴケ科 (4属7種) |
各地の樹幹基部や岩上 |
二次茎が丸く葉をつけ垂れ下がることが多い。葉が卵円形〜卵状楕円形で船状に窪み、葉先が短く尖る |